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2024/1/25

塾生諸君

慶應義塾大学 学生総合センター

                       春季休校にあたっての注意喚起

 塾生諸君は春季休校を迎えるにあたり、様々な活動を予定していることかと思います。しかし、開放的な気分になりがちな時期にこそ、油断が生まれ、トラブルが生じがちです。塾生諸君は以下に挙げる注意事項を必ず確認のうえ、安全で有意義な休校期間を過ごすようにしてください。

■課外活動について
 最近、学外行事届を提出しないまま課外活動を行っているケースが散見されます。学外行事届が受理されていないと、課外活動中の事故等による傷害に対する保険金請求を受け付けられません。また、年始に発生した能登半島地震のような自然災害等の被害に万が一遭遇した場合に、迅速に安否確認ができません。以上のことから、学外において団体として課外活動を行う場合は、必ず事前に学生団体活動支援システムより学外行事届の提出を完了してください。

詳細は、学生団体活動支援システム(https://studentlife.gakuji.keio.ac.jp/)>学外行事届>申請手引きを確認してください。
 また、課外活動中に事故等のトラブルが発生した場合には、会長に速やかに報告して指示を仰ぐとともに、活動拠点を置いているキャンパスの学生生活担当まで必ず連絡してください。学生生活担当に繋がらない場合は、最寄りの大学警備室まで連絡してください。
 以下のサイトにトラブル発生時の連絡フローを記載したPDF「学生団体トラブル発生時の対応および連絡について」がありますので、万が一の時には本フローにしたがってください。なお、必ず以下のPDFをスマートフォン等でいつでも確認できる状況にしておき、有事に備えてください。
•学生団体 トラブル発生時の対応および連絡について>学生団体(サークル等)

■性加害行為について
 性暴力、セクシャルハラスメント、わいせつ行為、盗撮、痴漢、ストーカーなどの「性加害行為」は、刑事・民事上の責任が問われるだけでなく、自他の人間としての尊厳を根底から否定し、被害者に深刻な心の傷を残します。断じて許されるものではありません。
 以下のboxから、性犯罪を防止するための注意喚起動画(学生総合センター作成)を視聴できます。塾生諸君は、本動画を必ず視聴し、問題の深刻さを理解してください。      
https://keio.box.com/s/zrtswmypmym2ocsvsnxopusa18v5rdlg ※keio.jp認証が必要です。
なお、性犯罪の規定を大幅に見直した改正刑法も、7月13日に施行されています。
 また、万が一被害者となってしまった場合のために、相談リーフレット「yorisoi2022」では各種相談窓口を紹介しています。24時間対応のものや、外国語対応が可能な窓口も載っていますので、これらを活用し、問題を一人で抱え込むことがないようにしてください。

■危険な飲酒行為の禁止
 20歳未満者による飲酒や、飲酒の強要は断じて許されませんまた、昨今、日吉駅周辺では塾生の過度な飲酒による救急搬送が増えています。屋外、飲食店、自宅等、場所を問わず過度な飲酒は行わないでください。アルコールは飲み方次第で生命・身体・人生に大きなダメージを与えるものであることを、今一度認識してください。
•塾生サイト 飲酒に関する注意喚起

■薬物乱用の禁止
 危険ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ、合法ハーブ等)、覚せい剤、大麻などの違法薬物の使用・所持は厳しく罰せられる犯罪です。「軽い気持ちでやってしまった」、「すぐにやめられると思った」、「渡航先は合法だから」といった言い訳は通用しません。心身を脅かす薬物には絶対に近づかないでください。また、海外渡航をする際、空港などにおいて他人から薬物が入った荷物をそうとは知らずに預かり、密輸入の罪に問われる事例があります。いわゆる「運び屋」は重大な犯罪です。知らず知らずの内に犯罪に関与してしまう危険性があることを認識し、巻き込まれないよう十分注意してください。
・薬物乱用について
・不正薬物の「運び屋」

■違法行為・公序良俗に反する行為の禁止
 軽はずみな言動や無自覚な行動が重大な社会的影響を引き起こすことの認識がないままに、性加害行為、飲酒強要、薬物使用、暴力、詐欺商法などの違法行為や、公序良俗に反する行為に及ぶことがあってはなりません。慶應義塾社中は、他者の生命・身体・財産と尊厳を尊びます。自身の言動や行動に今一度注意を払うようにしてください。
•慶應義塾 協生環境推進憲章制定に寄せて
•慶應義塾協生環境推進室 協生環境推進憲章

■公共の場の振る舞い・SNS上の発言について
 公共の場での自己中心的な振る舞いや、SNS上での軽率な発言、信憑性が不明のまま情報を拡散させたりするなど、他者に対する迷惑行為を行わないよう、自分の発言や行動には十分責任を持ってください。特に、日吉駅とその周辺における塾生の迷惑行為が後を絶たず、近隣住民の方々に多大なる迷惑をかけています。今一度自分たちの言動が周囲にどのような影響を及ぼすかを考え、自分たちが「気品の泉源、智徳の模範」たるべきことを再度自覚してください。

■海外渡航の注意
 渡航計画の立案や実際の渡航に際しては、下記リンク先の「外務省海外安全ホームページ」等を参照し、現地最新情報の収集に努めてください。また、渡航先決定に際しては、塾生サイトの「塾生の国外留学等に伴う渡航について」も参考としてください。紛争地はもちろん、政情が不安定な地域や、新型コロナウイルス感染症含めその他感染症が広がっている地域、「危険情報」が出されている地域への渡航は控えてください。
•外務省 海外安全ホームページ
塾生の国外留学等に伴う渡航について

 たとえ危険情報が出ていないからといって、現地が「安全」であるわけではありません。盗難、傷害事件、性犯罪などに巻き込まれないよう、常に警戒が必要です。野宿、夜間や治安の悪い場所での単独行動など、自ら危険を招く行動は厳に慎んでください。ほか、乗り合いバスやタクシーなどの車内、宿泊先で犯罪被害に遭うケースも少なくありませんので、慎重に判断してください。予期できないトラブルを備え、渡航する際、海外旅行保険への加入を強くおすすめします。なお、渡航前には必ず、【現地連絡先(携帯電話・立ち寄り先・旅行会社)/旅程/宿泊先/搭乗便】などの情報を、家族をはじめ身近な人に伝えてください。加えて、下記リンク先の外務省海外旅行登録システム「たびレジ」への登録を推奨します。
•外務省 海外旅行登録システム「たびレジ」

■山岳事故・水難事故・交通事故などの防止
 長期休暇中は山岳事故・水難事故・交通事故などに遭遇するケースが多くなります。事故については「起こさない」「巻き込まれない」ことを充分心がけてください。

■ウィンタースポーツの注意
 スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツでは、スキーヤー、スノーボーダーによるコース外滑走の事故が多く発生しています。ゲレンデのコース外は未整備の地帯であり、岩場や樹木への衝突、滑落、雪崩、遭難などの危険性が格段に高まります。塾生諸君は絶対にこれを行わないでください。身勝手な行動が救助・捜索に当たる方々にも危険をもたらします。また、自己転倒や他者との衝突事故なども多く発生しています。ルールをしっかり守り周囲の安全確認を怠らないことはもちろん、ヘルメットやプロテクター等を正しく着用し、けがを予防するなど、大きな事故とならないように十分注意してください。

 最後に、2023年5月8日以降、本学ではCOVID-19に特化した一律の感染症対策を終了していますが、感染リスクがなくなったわけではありません。万が一感染症(学校感染症)に罹患してしまった場合は、以下のページに従い、届出をしてください。
学校で予防すべき感染症(学校感染症)に罹患した時の届出

 これまでどおり、塾生ひとりひとりが社会の手本となるよう、高い自覚をもち、周囲への気遣いを忘れず、行動を律することが大切です。
 塾生諸君が安全かつ充実した春季休校を過ごすことを願っています。

以上