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2021年12月24日

塾生の皆さんへ

2022年度の授業について



 2020年からの新型コロナウイルス感染拡大に伴い、教学をめぐる環境は大きく変化しました。2020年度は、緊急事態宣言発令に伴い春学期開始時は対面授業を全く開講することができず、緊急事態宣言解除後も多くの科目でオンラインにより授業が実施されました。2021年度は対面授業実施率が約5割程度となり、塾生の皆さんのキャンパスにおける学生生活も段階的にコロナ禍前と近い形に戻りつつあります。

 2022年度の授業実施については、①必要な感染防止対策を継続しながら、2年間にわたり大幅な制限を受けてきた塾生の皆さんと、授業および教育・研究活動をキャンパスに戻すこと、②ここまで蓄積してきたオンライン授業の利点を最大限に活用すること、を大原則に、全学的に検討を進めてきました。その結果、各学部・研究科の教育目的・方針に応じて差異はあるものの、大学全体としてはおおむね9割を超える授業科目が対面で実施されることになりました。  

 塾生の皆さんが安心してキャンパスで学生生活を送れるよう、教室の換気設備増強等の環境整備を2021年度中に行い、感染防止対策を十分に講じるとともに、この2年間での知見を十分に活かし、オンライン授業をも活用した新しい学びの場の創出に向けて、準備を進めています。対面とオンラインの組み合わせなど、教育・学修上の効果をふまえた新たな形態の授業も実施される予定です。

 なお、授業実施形態は、教育・学修上の効果をふまえて各学部・研究科がそれぞれ決定します。対面授業/オンライン授業などの具体的な各科目の授業実施形態についてはシラバス等で確認してください。

 また、政府の水際対策強化によって日本に入国が叶わない留学生や、基礎疾患を有するなど特別の事情があり対面授業を受講することが困難な学生に対しては、学びの継続に配慮した措置を行う予定です。

 現在、国内の感染状況は比較的落ち着いているものの、変異株の脅威は今後も予測が難しく、感染防止対策はこれまで同様、またはこれまで以上に行っていく必要がある状況です。教室定員等、キャンパスごとに定めている感染防止対策も今後必要に応じて見直しを実施します。塾生の皆さんも、引き続き基本的な感染防止対策を徹底するよう、十分留意してください。

 また2022年度からは、「大学設置基準」(文部科学省令)に基づき、大学学部(学士課程)における卒業要件単位数に含めることのできる「遠隔(オンライン)授業」の単位数の上限が60単位であることが学部学則に明記され、2022年度に在学するすべての学部生に適用となります。ただし、2020年度および2021年度にオンライン授業で修得した単位については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による特例措置として上限の対象外となります。2022年度の履修案内等で詳細を案内しますので、学修計画を立てる際には注意するようにしてください。

 2022年度の授業開始に向けての詳細は、2月中旬以降に随時お知らせする予定です。


以上