オンライン授業開始にともなう塾生へのサポートについて

2020年4月20日　慶應義塾

　先に、春学期の授業開始に当たっては原則としてオンライン授業とすることをお知らせしました（4 月8 日付『「緊急事態宣言」にともなう学内施設の閉鎖期間の変更について』 参照）。そこでは、オンライン授業を受講するにあたっては、テキストや教材に加えて、「PC、タブレット、スマートフォン」などのデバイスと、インターネット接続用の通信回線（WiFi 接続環境や4G 回線など）を各自整えることを推奨しています。

　近日中にオンライン授業が開始しますが、新型コロナウイルス感染症のさらなる拡大によって、政府の緊急事態宣言が発せられ、慶應義塾もキャンパスへの立ち入り禁止、施設の閉鎖を続けている状況の中で、さまざまな困難を抱えている塾生もいると思います。
　経済的理由で通信環境の準備が間に合わないという塾生もいるかもしれません。
　そこで、現在義塾が用意しているサポートの内容と今後開始される支援策についてお知らせいたします。

1. 新型コロナ感染症拡大の影響によって、経済的支援が必要になる塾生が増えることも予想されます。義塾もそうした塾生を支援するためにさまざまな支援制度を展開しておりますので、困ったことがあれば、関連ホームページ『「新型コロナウイルス感染症」の影響により、学費の支弁が困難な学生および保証人のみなさまへ』をご覧ください。なお、義塾では新型コロナウイルス感染症事案に対応する新しい支援策を検討中です。上記ホームページの更新情報にご注意ください。
2. 新型コロナウイルス感染症・学内施設閉鎖に関連するQ&A は、『よくある質問（新型コロナウイルス感染症・学内施設閉鎖関連）』を、問い合わせについては、『在学生お問い合わせフォーム』をご覧ください。
3. 通信環境の準備に関しては、2020 年4 月現在、NTT ドコモ、au、ソフトバンクなどの主要通信キャリアは、学生の学習支援として、通信料金の一部無償化などのサービスを提供しています。詳しくは契約先の通信会社のサイトなどをご確認ください。
4. 義塾では今後、「経済的に困難な塾生を対象とするオンライン授業受講開始支援補助制度」を設置します。経済的理由で、WiFi など通信環境の整備に困難を抱える塾生に対して補助を行う予定です。詳細は追って、塾生サイトやkeio.jpポータル（News）でお知らせします。

　新型コロナウイルス感染症は、国境を超え、世界中の国と地域に広がり、大学にも甚大な影響を及ぼしています。こうした厳しい状況の中、慶應義塾は塾生の学ぶ権利を守り、教育水準を維持するために引き続き努力を続けます。