2021年度慶應義塾大学指定寄付奨学金授与証交付式

　2021年度慶應義塾大学指定寄付奨学金授与証交付式が、9月22日午後6時30分から三田キャンパスにて行われました。この指定寄付奨学金制度は、塾員（卒業生）と同窓会（三田会）、そして本学ゆかりの篤志家が、学生（塾生）を支援するという、まさに慶應義塾の「社中協力」の精神が息づく伝統の制度です。例年この交付式は、ご寄付をいただいた皆様と奨学金を受領した奨学生を、三田キャンパスにお招きして開催していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、昨年はやむなく中止となりました。本年も未だ新型コロナウイルスの猛威は続いている状況ですが、奨学生との交流を通じて、塾生を応援してくださる塾員や篤志家の皆様方の想いが伝わる、この貴重な機会を絶やすことのないよう検討を重ねた結果、今年度はオンライン配信にて開催いたしました。今年度は164名の塾生に対し、34の団体と個人から総額約6,000万円の奨学金が給付されました。

　交付式は、伊藤公平塾長、奥田暁代常任理事、の挨拶の後、伊藤塾長から奨学生代表文学部4年二木貫行君に指定寄付奨学金の授与証が手渡され、続いて二木貫行君が奨学生を代表して謝辞を述べました。二木貫行君は、謝辞の中で「この度は、私達を慶應義塾大学指定寄付奨学金の奨学生にご採用いただきましたこと、心より厚く御礼申し上げます。今年度も先輩方並びに義塾をご支援くださる関係者の皆様の社中協力の精神により、多くの塾生が奨学金を賜り、各自の目標の達成により専念できる環境を得ることが出来ました。」との感謝と決意の気持ちを述べました。最後に、千田憲孝学生総合センター長が挨拶し、式典は終了となりました。

　さらに、交付式の前後の時間を使用し、奨学会ごとにオンラインでの懇談会を開催しました。ご寄付をいただいた塾員・三田会・篤志家の皆様にもご参加頂き、奨学生との和やかな交歓の場となりました。なお、今回授与証を交付した奨学金は、次のとおりです。